日誌

2022年12月の記事一覧

青森県ろうあ協会との懇談会

12月26日(月)午後、青森県ろうあ協会の会長・事務局長・理事の方々をお招きして懇談会を行いました。同協会の皆様から、聴覚障害児のコミュニケーション力の必要性や聴覚障害者の社会参加についてのご意見をいただきました。
いただいたご意見を今後の教育活動に生かして参りたいと思います。

12月の学校の様子

 12月になった途端、大雪に見舞われた青森聾学校です。例年より早い積雪に学校の対応が遅れました。12月1週目は業者に除雪を依頼していなかったため、朝学校に着くと積雪のため車を駐車することができず、早く出勤した職員が駐車場の除雪をして車を駐車するという日が何日か続きました。(その後、業者と契約をして除雪が入るようになりました)
 2学期は12月23日(金)まででしたが、諸事情により12月22日(木)に終業式を行いました。終わりが少々バタバタした2学期でしたが、子どもたちの成長を感じることのできた2学期でした。
 校長から冬休みの宿題を出しました。「令和5年度 わたしの漢字」です。令和5年の抱負を漢字一字にして表してくださいというものです。どのような漢字で1年の抱負を表すのか楽しみにしています。
 12月の終わりは、太陽が昇る位置がかなり南になり、八甲田山の東側から朝日が昇る感じになっています。校舎の周りは積雪で真っ白ですが、本校のシンボル「青森トド松」は天に向かってまっすぐに伸びています。

「大切なあなたへ薦める青春の一冊」コンクール

 12月3日にHOCコネクト(八戸総合卸センター会館)で開催された、令和4年度子どもの読書活動推進大会(青森県教育委員会主催)において、あおもりの中学生・高校生による「大切なあなたへ薦める青春の一冊」コンクールの表彰式が行われ、本校高等部3年 古川瑛梨奈さんが最優秀賞を受賞しました。おめでとうございます。
 表彰式の後、受賞者による「お薦めの本」の紹介が行われ、古川さんは、『元女子、現男子。忘れたい過去もある。けど、それを含めて僕だと気づいた。』(木本奏太 かなたいむ。)を読んで感じた思いを紹介しました。
 司会者からインタビューされた際は、緊張した面持ちでしたが、大観衆の前で堂々と自分の思いを伝えていました。
 受賞作品は「優秀作品集」に収録され、青森県教育委員会HP等で紹介される予定です。ぜひ御覧ください。






新役員任命式・全校朝会

 11月17日の生徒会役員選挙により信任された新役員3名の任命式を、11月24日に行いました。



12月7日の全校朝会は、新生徒会役員が進行やマイク係を担当し、全国聾学校卓球大会出場の報告、JA共済交通安全ポスターコンクールの表彰、青聾良くし隊と図書委員会の発表を行いました。

校長先生からは、高等部3年生を中心とした全国大会での活躍や、全国の聾学校の生徒と交流を深められたことが紹介され、皆さんも目標を持ってスポーツなどに励み、心も体も頭も鍛えましょう、というお話がありました。

図書委員会からは、おすすめの本や就労促進センターの皆さんからいただいた手作りの大型絵本の紹介がありました。もうすぐ冬休みです。たくさんの本に触れてほしいと思います。

 この日がデビューとなった新役員は、緊張しながらもそれぞれの役割を頑張っていました。



中学部宿泊学習

 中学部が、11月8日(火)~9日(水)、宿泊学習で八戸市に行ってきました。

1日目は八戸市博物館、八戸市水産科学館マリエントと蕪島、2日目は八戸市みなと体験学習館で、見学や体験学習を行いました。
 八戸市博物館では、昔のくらし体験を行い、現在とは異なる生活の様子や苦労、昔の人々の工夫を知ることができました。八戸市みなと体験学習館では、東日本大震災をはじめとした地震や津波被害の歴史を学んだり、体験クイズでみなと町八戸のことを知ったりしました。東日本大震災発生当時3歳だった2人は、前日に訪れたマリエントや蕪島周辺に津波が迫る映像などを見て、その恐ろしさや日頃の備えの大切さを感じたようでした。

また、電車やバスの乗り換え、運賃や食事代の支払い、ユニットバスの利用など、生活面では初めて体験したことがたくさんありましたが、回数を重ねるごとにスムーズにできるようになりました。

今回の学習をきっかけに、生活経験や活動範囲をさらに広げていってほしいと思います。