小学部

【令和6年度 小学部 ビジョン】

『夢や志の実現に向け、新しい時代をたくましく生きる』人間を育成する、「物事や相手に意欲的にかかわり、様々なコミュニケーションを使いながら、伝え合う小学部」

小学部は在籍児童数が7名と少数ですが、こどもの可能性を引き出すために、一人一人の特性や教育的ニーズに応じた教育を行っています。そのため、重点目標を2つ掲げ、以下に示す具体的な取組を大事にしていきたいと考えています。

 

【重点目標】

1 自己理解をし、他者を認め合う気持ちを育て、かかわりを広げたり、やりとりを深めたりすることができるよう支援する。

・相手をよく見て話を聞こうとする態度、相手に分かる(発声を伴って話す、手話や指文字を使って話す)ように話す態度を育てる。

・曖昧なやりとりで終わらせず、確実に分かるまで何度もやりとりを促す姿勢で指導にあたる。

・児童同士のやりとりを見守り、かかわり方や遊びの幅を広げる言葉かけや手本を示す。また、児童同士のやりとりが難しい場合は、教師が仲介してやりとりが成立するように支援する。

・合同自立の形態(グループ)や進め方について、実施毎に反省し、児童の実態に合わせた内容を検討し、改善を図る。

・『きらり』(児童の良いところやしてもらってうれしかったことを発表する取り組み)において、教師が提示する以外にも、児童の気付きを拾い上げ、発表する機会をもつ。

 

2 児童が自ら考え判断し、発言したり行動したりすることができるよう、児童の実態に応じて指導を展開する。

・教師は「待つ」姿勢を心がける。(見守りつつも子どもたちが主体で活動できるように支援する。)

・発表や話す活動及び行動面において、はじめは型を示すが、少しずつ型を外し、自分で考えて(思い出して、覚えて)話したり行動したりすることができるよう支援する。(いつまでも提示しておかない。)

・話し合い活動や小学部朝会の運営、昼休みの遊び等の場面で、児童同士で進められるよう、教師の入り方に留意しながら、支援する。